2010年10月26日

親世代に贈る 息子/娘の世代差ギャップと就活予想

親御さん向けの話題が続いたので、もう一つ。

これは、僕からの、これから就活に取りかかろうとしている息子さん/お嬢さんをお持ちの親御さんへの追記です。

大学は、高校までとは違う…と今の親世代は思っているでしょう。

かつて、大学進学率がまだ10〜20%台だったころに進学し、就職した親世代。
学生そのものの意識も今と昔では全く違う。
僕もそうだが、当時の大学生はまだ受験戦争なんていう言葉が残っていた時代。
大学生はモラトリアム期間だの色々言われていた世代だが、今よりも競争の中で揉まれてきたし、自立に対して積極的だったように思う。

しかし、今や大学進学率は5割を超え、6割に届きそうな勢い。
大学の募集人員の方が進学希望者を上回る大学全入時代。
そして中堅以下の大学に入学する人の多くは、受験を経験していない。
AOや推薦入学だから、敷かれたレールにそのまま乗っかってきた学生が大多数。
やや乱暴な表現かもしれないが、親世代のレベル感からすれば、現在の大学は当時の高校もしくは専門学校に近いくらいの感覚を持っていて丁度良いくらいだ。

親世代の就活と今の就活は全く違う。
景気の問題もあるが、意識として卒業後就職しないのは、進学を除けば何かの資格試験や公務員試験のために浪人するか、音楽や演劇などの道に進むかくらいしかいなかったように思う。
今やフリーターは学生からしたら選択肢の一つ。

就職活動のやり方も、リクルートブックからリクナビに変わり、就活の入り口は簡単になった。リクルートブック時代は、大学によって届くものが異なったが、今や誰でもどんな会社にもアクセスできる。
だから、普段名前を聞き慣れている大企業も、もしかすると手の届くそんざいなんじゃないかと勘違いをしてしまう人もいる。
しかし一方でゆとり教育でなんとなく育ってしまっている分、成功体験も失敗体験も積んでおらず自信を持てていない学生も多い。

家族構成も親世代は兄弟姉妹がいる方が多いくらいだが、今は一人っ子がほとんど。
核家族化が進展し、近所づきあいも都会だとほとんど無い。
だから親世代が思っている以上に異世代とのコミュニケーションに慣れていない。
特に他人に叱られる経験はほとんどしていない。

それが、いきなりグローバル競争真っただ中の弱肉強食の世界に向かう。
面接をする側はまさに皆さんと同じ親世代。
皆さんが、もし自分の息子さん/お嬢さんの就職活動が気になるというのであれば、親子の会話の中で、普段面接で訊く定番質問を試しに訊いてみるといいかもしれません。
志望動機や自己PRはさすがに不自然なので、
「そういえば、お前、割と○○頑張ってたよな?」と。

さらにそこからコンピテンシーを測る深掘り質問
「○○って、具体的に何やっていたのかちょっと教えてくれよ」
と訊いてみるといいでしょう。

漠然と「お前、就職どうなんだ?」と訊いたり、リクナビやマイナビに何社登録しているかとかを訊くよりも、就活で善戦しそうか苦戦しそうかは見えてくると思います。

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今日のひとこと
「そういえば、お前、割と○○頑張ってたよな?」
「○○って、具体的に何やっていたのかちょっと教えてくれよ」
ヘンにやきもきしたり、唐突に「就職どうなんだ?」と訊くよりは
大学時代、何をやっていたのか訊いてみましょう。
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posted by Taka at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 親御さん向け

2010年10月25日

保護者との個別面談

先のセミナーに続いて僕の出番でもある、保護者との個別面談。

誘導が上手くいったからか、数多くの親御さんたちが順番待ちをするくらい、個別面談も盛況だった。

多かった質問のトップが、
・息子/娘とどのように接したらよいか
というもの。
具体的には、
「息子さん/お嬢さんが就活について何かやっているのは知っているが、どう声をかけていいのかわからない」
「(親から見ると)どうも狭い世界しか見えていない気がするので、視野を広げてあげたいが…」
「親として就活に関わるのが初めてで、どういう会話をしたらいいのかわからない」
など。

他には、
・公務員と民間の両立について
・学校で行っている支援についての詳細を知りたい
・(本セミナーで提示した学校のプログラムに)当てはまらないケースだけれども、どうしたらよいか
・大学で学んだことを活かせる進路選択はどんなのがあるか
などなど

中には、
・今回、初めて大学の取り組みを聞いた。息子/娘から、こんな話は全く聞いていなかった
という半分グチめいたものがありながらも、ご子息の進路選択にやきもきしている気持ちがとてもよく伝わってくる方々ばかりでした。

今回、参加された保護者の方々。
折角、大学のこういったイベントに参加され、色々な情報をインプットしたんですから、これらも息子さん/お嬢さまと会話するネタの一つになります。

「大学のイベントでこんな話を聞いてきたんだけど」という切り出しで、現時点でどんな考えを持っているのか、それとなく水を向けてみてはいかがでしょうか。

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今日のひとこと
大学での就活支援について、息子さん/お嬢さんに
聞いてみるところから就活の会話をしてみてはいかが
でしょうか?
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タグ:就活 保護者
posted by Taka at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 親御さん向け

保護者向け就職活動セミナー

DSCF0236.jpg

昨日、エントリーした保護者向けイベントでは、講演の後、学部・学科別に分かれ、保護者向け説明会が行われた。

さらに学部・学科毎の説明会の後は、キャリアセンター主催の就職活動に関する(「保護者対象進路説明会」と題された)セミナーも催された。

午前中からの流れのお陰か、時間差で2回開催されたが、比較的大きい教室でのこのセミナーも概ね満席。

午前中の岡崎さんの講演を聴いている人にとっては半分は重複する内容だが、こちらの内容は、中堅大学であるM大学が独自で行っている様々な就職活動支援に対する取り組みの紹介と現状、就職できる学生の特徴/できない学生の特徴、そしてここが最も大切なところだが、ご子息の就職活動について親御さんたちも真剣に考えてください、協力してください、というもの。

今の大学は、こういうメッセージも親御さん向けに発信している。
学校からのメッセージが響いているとよいのだが…

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今日のひとこと
就活にはご家族の方々の支援と協力が必要です。
支援や協力の仕方がわからなければ、我々に聞いてください!
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タグ:就活 保護者
posted by Taka at 03:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 親御さん向け

2010年10月24日

保護者としてできることは何か

学園祭で学生が盛り上がっている最中、同じ大学内の講堂の一つでは保護者向けのイベントが行われていた。

今年は例年になく、講堂の座席数を大幅に上回る方がいらっしゃり、講堂に加え2教室を開放しテレビ中継するほどの大盛況だった。

僕の親は、高校ですら来たのは入学式のみ。大学なんて一度も足を踏み入れてないんじゃないか?という位だったから、今の親御さんたちの熱意には頭が下がる。

全学部かつ1〜3年の保護者向けなので、全体のトーンとしては就活の話がメインというわけじゃないが、今年の外部ゲストを招いての講演はリクルートのリクナビ編集長 岡崎仁美氏。
講演タイトルは
「保護者としてできることは何か 〜これから始まる就職活動に向けて〜」

このイベントの後に、僕も(特に就活が始まった3年生の)保護者との面談を控えていたこともあり、また当然僕自身が岡崎さんの講演を聴きたかったということで、じっくりと拝聴させていただいた。

講演の内容は主に3つのパートに分かれており、
1.現在の就職活動
2.全体の動向
3.保護者にできること

親世代の就活と今の就活は全くやり方が異なる。
また、時代が変われば意識も変わる。
親御さんは社会の最前線で働いていても、現在の就活の動向を把握している訳じゃない。
そして、最も近い関係だからこそ出来ることがある。

細かい内容については、リクルートの著作物なので触れることは出来ないが、過去40年に渡り就活シーンをリードしてきたリクルートらしく、今までの蓄積があるからこそ言える含蓄を、数多くのデータで裏付けながらの話であった。

メッセージそのものについては、特に目新しいというものではなく、社会の最前線にいる親世代であればなんとなく実感しているものかもしれない。
しかし、それを就職活動の切り口からきちんと言語化しているところが、親世代にとって一般メディアから知りうる内容よりも新鮮に感じられたのではないかと思う。

親御さんにとっては、ご子息がこれから踏み出す就職活動に対してどう向き合ったらよいかを知るにとても役立つ内容だったのではないだろうか。

DSCF0229.jpg

P.S.
それにしてもホント、リクルート社の方々は皆さんお話が非常に上手い。
内容もさることながら、話し方やプレゼンの組み立て方も勉強になりました。

P.S.2
<追記>
補足ですが、
今回、講演をされた岡崎さんは、京大出身の才媛で、現在はリクナビ編集長を務めながらも、なんと三児の母でもある。

一体、どんなアタマと行動力の持ち主なんだろうと思う。

僕は今、彼女の元部下である女性と一緒に仕事をする機会があるので、この講演の前にどんな人?ってことをちらっと訊いてみたが、やはりスーパー仕事の出来る女性なことは間違いなさそうだ。

三児の母でありながら、リクルートの看板事業のトップ。
多くの女性のロールモデルとなる存在だろうが、それだけに悩みも多いと思う。

身体に気をつけて、育児や家庭と仕事の両立、頑張ってください。


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今日のひとこと
就活は大人への自立トレーニング。
親が出来ることは、
働く側(大人)の視点の提供、
金銭的支援、
受けとめ傾聴すること(適切な距離感で見守ること)。

By リクナビ編集長 岡崎仁美氏
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タグ:就活
posted by Taka at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 親御さん向け