19名参加。
MLで、無断欠席について「社会人になろうとする第一歩として
このような活動に参加しているのに、事前連絡が無いのはどういうことか?」的なことを投げかけた途端、無断欠席はゼロ(苦笑)。
さて、昨日行ったことは
前半:
予告無しの突然の指名方式で、最近1週間のニュースから各自が興味・関心を持ったものを発表させる。
もちろん、単純に発表するだけじゃなく、そのニュースの概要を
1分間でまとめてもらい、その起こった事件などに対する自分の
スタンスを明確にしてもらい、その理由も出してもらう。
それに対して、僕からツッコミとアドバイス。
では、どんなニュースが選ばれたか?
W杯 日本×オランダ戦
→ 最初はIさん。いきなりのフリ。
自分のスタンスが出せないネタだったので、ここはあえて発表のみでスルー。
口蹄疫
ちょっと前の話題だが、口蹄疫のニュースについて。
このニュースのどこに食いついたかというところで口蹄疫の「蹄」の漢字について、調べて初めてこの漢字を知ったとのこと。
Kさんが人前での発表慣れしていないこともあり、特に深掘りせず。
W杯 フランスチーム内紛
これはフットサルをやっているS君に僕からリクエストしたテーマ。
FFF(フランスサッカー連盟)の対応に対して是か非かを問うた。
概要説明のところで話がW杯予選の話にまで及んでしまって、脱線しかかったので、軌道修正。(ま、確かにこの内紛は、今回のW杯に始まった話ではないので、ホントはSくんの説明があった方が丁寧なのだ)
S君の立場は、非。その理由も明確だった。
S君が非としたからというわけではないが、僕がそれに対して是のスタンスで理由を説明。
前提が完全に合った状態での是非論ではなかったので、これについてはここまで。
→S君のスタンスは、あくまでサッカー経験者として。
それに対し、僕が是の立場を取った理由には、組織論としてのあるべき論を張った。
W杯 北朝鮮チームについて
Hくんがポルトガルにボロ負けした北朝鮮チームの今後について発表。
事実・感想・意見・推測がごっちゃになった発表のため、聞きづらい。その旨を指摘。
マツダ工場内での連続殺傷事件
Kさんの、概要を簡潔にまとめたところは上手かった。その後のスタンスの取り方が、朝のニュースの受け売りになってしまっていたところが惜しい。
連続殺傷事件は過去の歴史を振り返れば多数発生している。
法治国家である以上、殺傷自体に肯定の立場を取ることはないだろうが、犯人側の動機に対して、どのような立場を取るのか、聞いてみたかった。
消費税論争
菅直人首相の消費税10%発言についてHさんは「今は増税に反対」とのこと。概要の説明は拙かったので、今までの菅首相の発言の流れを僕がフォロー。
Hさんなりの反対理由はそれなりに明確。
なので、僕が教室内で、増税に賛成と反対の人を挙手させ、賛成派・反対派側にそれぞれ理由を訊く。
まずは反対派Bさん 景気低迷時に増税を行えばさらに金の巡りが悪くなり、景気対策には逆効果との理由
限定的賛成派Sさん タイミングの問題はあるが、国債が膨らんでいる現状ではやむなし
賛成派Kさん 世界各国との比較を出し、日本の消費税率がいかに低いかという論陣。そこまではよかったが、増税しても消費が落ち込まないというところにロジックの飛躍。
中盤: 新聞記事や雑誌記事から企業選びの考え方の提示
まずは日経産業新聞6月23日付 「新入社員入社2ヶ月半座談会」記事を提示しながら、世のオトナ達がキミたち世代をどう見ているか、という話。
特に弱み・問題点については、僕も同感だし、塾のメンバーにも同様の感想を持っていることを伝える。
そして
http://www.mynewsjapan.com/を主宰する渡辺氏の企業ミシュランを参考に、こういう見方もあるという例示。
その他、ガイダンスでも用いた様々な企業ランキングを例示しながら、どのような観点で企業を探していくのがよいのか考えろ、という示唆。
後は、先週お題として出した「W杯 日本チームが勝つとどこが儲かるか?」というネタに、ちょうど日経MJが「W杯商戦」の記事を載せていたので、それを配布。
また人民元切り上げやその他中国関連で日経産業新聞が特集記事を組んでいたので、僕なりの中国企業観を一言だけ伝える。
為替の変動と、その国の企業が勢いづくのは、過去の歴史を見れば明らか。
中国企業や中国人の日本買いについてはWBSでも特集されていた。
これは、80年代の日本を彷彿させる、ということ。
また、カンブリア宮殿でも、あと数年後には六本木ヒルズの1/3は中国企業になるだろうという中国企業社長の言葉も紹介。
チャレンジャーは、今から10年間は中国企業に勤めるのも面白いかも。
終盤: 未来年表作成と将来の自分から今の自分への手紙作成
→ 時間が足りないので、終わらなかった分は宿題
配付資料:
週刊東洋経済 2009年12月19日号 30歳はここで働け!「企業ミシュラン」格付け特集から抜粋
日経産業新聞 2010年6月23日 「新入社員入社2ヶ月半座談会」記事
日経産業新聞 2010年6月22日 「中国リスク 新たな段階」記事
日経MJ 2010年6月23日 「W杯商戦 好機に速攻」記事
第6回を終えての感想
緊張感を高める工夫の一つとして、突然の指名での、人前での発表をさせてみた。
結果は想像通り。簡潔に自分の考えを人に伝えるのは難しい。
まずは、その難しさを実感し、アタマを整理することを意識してもらいたい。
また、自分の意見を持つ難しさも同様。
当面は、ニュースを読む習慣をつけさせる意味でも、継続して行っていこうと思う。