2011年12月25日

就職塾特別編

22日の就職塾は、昨年に続き金融塾と合同で、元リクナビ編集長で現在Feelworks社長、そして今、僕の仕事仲間である前川孝雄氏の事務所で開催した。
学生たちが真面目にたくさんの仕事を用意してくれたこと、そして前川さんも真摯に応じてくれたことに加え、Feelworksの豊田さんが女性の観点と、かつてリクルート時代に学生に向けて講演していた経験を踏まえたとてもよい話を沢山してくれた。時間は全く足りなかったが、僕からすればとてもよい話を聞けたのではないかと思う。

塾のメンバーには伝えたが、ホントみんな大人しくていい人。
優しくて周りに気を遣う。これはこれで本当に大きな長所だけど、就活のようなサバイバル競争下では弱点にもなる。
サントリー黒ラベルのCMじゃないが、「○くなるな、☆になれ」を実践してほしいな。

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今日のひとこと
○くなるな、☆になれ
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タグ:就職塾 就活

2011年06月27日

2013向け第2回

先の木曜日である23日、5限と6限に2013向け就職塾総合職コースの第2回を行った。

今回の内容は、
6/30に行う予定の第1回懇親会の幹事決めや、7月から入ってしまう夏休みの開催方法について少し触れてからスタート。
そして、日々取り組んでいくワークとして、前回出した宿題に加え、僕が今年度より他校で実践しているのを通じて効果的じゃないかと思えるアイデアマラソンも日々取り組んでもらうワークとして課した。

前回、映像を通じて、1年後の自分たちの姿をリアルにイメージしてもらったが、このままでは就活の表面的なイメージだけになってしまうので、就活以前に最低限知っておかねばならない、「そもそも」の話を行った。

・働くとは
・就職とは
・会社とは
・会社側から見る魅力的な人とは
・就職活動とは

…ともすると、そんなことを聞きたいんじゃないという人もいたかもしれないが、この日本において働くとはどういうことか、公務員と民間企業における「採用」の違いや、企業(会社)って一体なんなんだ?ってところがわかっていなければ、企業で働いているオトナ(=面接する相手)ときちんとした対話が出来ないという確固たる思いを持っているので、僕がこのような講座を担当する場合は、必ず本質論から入る。

就職活動って学生側にとってはわかりにくいし、難しく考えがちな学生が多いからこそ、身近な例に喩えて、どういうことなのかをまず最初に理解してもらいたい、というのが僕の考えだ。

それがわからなければ、なぜ企業は筆記試験を設けるのか、なぜ自己理解が大切だったり、なぜ業界や企業について調べなければならないかがわからないままに就活シーズンに突入しちゃうからね。

遠回りに思う人もいるかもしれないが、実は基礎や本質が最も大事だというのは、どの世界でも共通だろう。
ここをバカにせず、ちゃんと理解してくれていることを期待しているよ。

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今日のひとこと
当たり前だが基礎や本質をきちんと理解することがすべての第一歩。
就活を企業側の視点に立って本質を知れば、それに向けての準備も
難しくはない。
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2011年06月20日

2013向け第1回

先にエントリーした通り、今年度は人数が膨れ上がってしまったため、そして5限に出席できない学生が半数以上いるため、5限と6限で同内容を2回繰り返すことにした。

さて、2013向けの記念すべき第1回に行った内容はというと

・事務連絡的なこと
・塾の1年間の流れ
・先輩たち(4年生)の自己紹介
・3年生の自己紹介
 5限は、学部学科+氏名に加え、なぜこの塾を志望したか
 6限は、学部学科+氏名に加え、将来の夢
 を一言語ってもらった。
・就活のドキュメンタリー映像
・2013の就活はこう変わる
・宿題の提示

僕の塾では筆記対策はやらない。
だから、各自で国語・算数の復習は絶対やってもらわなければならない。
それ以外にも、中堅私大に入ってくる学生は、自分を振り返ってもそうだったが、自信を持てている人が少ない。だから、半年かけて自信をつけさせるワークを採り入れていく。

本格始動は来週からだが、まずは1年後の姿を映像で見て、果たして彼ら/彼女らにはどう響いたのだろうか。

入塾してくれたみなさん、これから1年間よろしく。
共に頑張っていきましょう。
そして1年後には晴れやかな顔で祝杯を挙げたいね。

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今日のひとこと
国語・算数は積み上げの科目。一朝一夕ではどうにもならない。
恥ずかしがらず小学校からの復習を。
企業の筆記試験は大方そんなに難しい問題じゃないんだから。
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倍増

ついに今週からM大学における就職塾が始まった。
先週の説明会では、告知からほとんど時間もなく、Webと一つの授業での宣伝しかできなかったのに、金融コースに40名以上、僕が担当する総合職コースには何と80名以上の学生が詰めかけてくれた。興味を持ってくれたことには本当に感謝したい。

ただ、ふたを開けてみて驚いた。
金融コースの応募者は何と8名。総合職コースは40名を超える応募者だった。

何なんだ、これは?

大学側としても、金融に興味を持つ学生の減少には危機感を覚えている。
まあ、私大文系学生対象なので、金融ってなんだかよくわからないとか、数字やお金を扱うのはちょっと…と思う学生が多いのは仕方ないと思うけど、ここまで少ないとね。

逆に僕の方は、少人数のゼミ形式で行うところに想定を遥かに超える人数が集まってしまったため、嬉しい反面困ったことになったぞ、と。
説明会で昨年の人数推移(開始時23名⇒最後まで残った人6名)っての示したのにね(笑)。
おまけに5〜6限通しで行おうと思っていたら、5限に授業がある学生が半数以上。

ということで、6月はやむを得ず5限と6限で同内容を2回繰り返すことにして、夏休みで挽回することに決めた。

まあ、今年は大学として例年やっていた全学向けの就職ガイダンスを行っていないことに加え、この不況+震災の影響で、学生が不安になっていて何でもいいから情報が欲しいというところが、これだけ集まった本音のようだ。

さて、今年度はどんな風に3年生が成長を遂げていくのか、見届けるのが楽しみだ。

あ!まずい…就職塾のHP、全く更新していない。うーむ、いつやろう…

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今日のひとこと
果たして今年は何人が最後まで残るだろうか。
成長をきちんと見届けたい。
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2010年10月28日

就活塾 後期 第5回目

前回は少数過ぎてかなり寂しかったが、今回はいつもの人数に戻っての第5回目。
…とはいえ、退塾や欠席の連絡もあり(涙)と、7名+1名の計8名。
この8名は最後まで残ってくれると信じたい。

もう10月も終わり。
今年は企業の動きが恐ろしいほど早く、説明会を始めグループ面接なども始まり、学生は振り回されている。

前回が実質的に進まなかった今回やったこと。

1. 声出し
2. 行動力+自信をつけるワーク
3. 業界分析+企業分析のワークシート発表
Kくんは重工業界/三菱重工
Iさんは教育業界/秀英予備校

Kくんは自分が興味のある防衛/軍事産業の観点を中心にチャレンジ。
僕を含め重工業界は馴染みがない。
そんな中でも彼なりに三菱重工を中心とした重工業界にはどんなプレーヤーがいるかなどをワークシートに埋めてきてくれた。
前回の旭化成もそうだが手広い産業を手掛けている企業の分析は本当に大変。
産業分野ごとにやらないと整理できない。
次回に向けての課題は、造船や機械を中心に再チャレンジしてみることとなった。

翻ってIさんの教育、特に塾・予備校業界は我々にとって身近。
三菱重工とは対照的に参入障壁も非常に低い業界。それだけに下克上が激しい。
僕は今回の課題を出すときに、情報を入手しやすい上場企業から選ぶように指定したので、東証一部上場の秀英予備校が選択肢に挙がった。
こちらはみんなも意見がまだ出やすい。
とはいえ、こちらもアルバイトとしての観点はあっても、ビジネスの観点からは見慣れていないから苦戦したね。

6限終了後は、Kさんが早速グループ面接でお呼びがかかった某アパレル企業のESレビューを夕食摂りながら。
なかなか
「なぜその企業に興味・関心を持ち、応募しようと思ったのか。」
「その企業とご縁があったならば、消費者にこういう商品・サービスを提供し、こういう世界を作っていきたい」
という志望動機を言葉にするのに苦戦しながらも、多角的な質問を投げかけることで、自分で考え、自分のコトバを紡ぎながら、アタマの中の整理を行った。

どんなESが果たして出てくるだろうか。

来週は水曜日が祝日なのでお休み…やばい、完全に予定よりもスケジュールが押している。
MLを使って課題を出していかなきゃ。

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今日のひとこと
「なぜその企業に興味・関心を持ち、応募しようと思ったのか。」
これを言い切るためには、自己理解が深まってないと言えないよね?
さらに、相手のこともよく調べないと「なぜ貴社か」とは言い切れ
ないよね?
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2010年10月21日

就職塾 戸山組 後期第4回目

史上最小…という言葉から始めるしかない(苦笑)。
事前に欠席の連絡を受け取ったのが5名。
時間通りに教室に集まったのが2名。
開塾史上、最小の2名という人数しか昨日は集まらなかったもうやだ〜(悲しい顔)
正直、開催するかどうか一瞬迷ったが、集まった2名のやる気と時間を無駄にはしたくない。
ただでさえ、押し気味のスケジュールだしね。


普段も、僕の性格のせいもあり、カジュアルな雰囲気でやっているが、
昨日は始めた当初僕含めても3名だったのでかなりカジュアルにわーい(嬉しい顔)

昨日やったこと
宿題で出していた、各自選択した業界・企業分析のワークシート発表
Mくんは、損保業界/東京海上日動
Kさんは、総合化学業界/旭化成

ワークシートは、経営の世界で用いられるフレームワークを利用したもの。
業界分析はPEST分析とファイブフォース分析。
企業研究はファイブフォース分析とSWOTと3C。
どういう順番で考えるかまでは僕の方で提示し、まずはやってみようということだ。

この課題を与えた意図は、
業界分析や企業分析は、ハッキリ言って慣れるまで大変。
だから、まずは自分の興味ある業界そしてそこの代表的企業を一つ選び
考え方を身につけてもらいたい。
そして、他の人の前で発表し、周りからツッコミを受けることで、
足りない部分を補えればいい、というものだ。

業界分析や企業分析は慣れれば苦にならない。
特に上場している企業は、情報が多いからラクだ。
(情報が多い分、キリがないと言えばないけど)

このエントリーの後に記すが、学生の質がほぼ同じだとするならば、業界分析・企業分析をきちんとやっている学生は面接の場面で他の学生に比べて圧倒的優位に立つことができる。

途中から1名加わって最終的には僕を含め計4名で行った業界分析・企業分析の第一弾。
来週は、今日の欠席者分を一気にやらないと(汗)。

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今日のひとこと
経営の世界で用いられるフレームワーク
就活で活用しない手はない!

おまけ
体調管理、ちゃんとしよう
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2010年10月18日

就職塾 戸山組 後期第3回目

更新が遅くなってしまいました。
前回、10/13に行った第3回目の参加者は7名。

やったこと。
・声出し
・やっていなかったS君の写真を用いた自己表現ワーク発表
・自己理解を補強するワーク 2種(4パターン)
・業界分析+企業分析に入る前の、経営学で用いられる各種フレームワークの理解

自己理解については、人によって大きな差が出ている。
自分ときちんと向き合えていて、かつ言葉に出来ている人。
自分から目を背けている人。
向き合えているんだけど、言葉に出来ていない人。
他人にさらけ出すのに抵抗感がある人。

就活は、(ほぼ)同一学年が横一線に並んで「せーの」で始まる売り込み合戦。
受験と違うのは、過去20年間を踏まえての現在の自分が問われるということ。
相手を理解することは当然として、自分のことをいかに良くわかってもらうか。
自分を誤魔化して都合良く見せようと思っても、相手はプロ。
正直に自分を見つめ、自分に合った言葉を探し出して、簡潔に伝える工夫をしよう。

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今日のひとこと
正直に自分を見つめ、自分に合った言葉を探し出して、簡潔に伝える工夫をしよう。
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2010年10月08日

就職塾 戸山組 懇親会3回目

DSCF0204.jpg
塾終了後19時からは場所を吉祥寺に移して懇親会。

今回は僕の友人でもあり、元々企業(特に大企業)の採用活動の支援をしていた某企業で、そのアウトソーシング事業の陣頭指揮を執っていたKさんをゲストに招いた。

採用HPや一次スクリーニングは、企業にもよるけど、自分たちで作っていない/やっていないことが多い。

まさに採用活動の裏の裏を知り尽くしている彼女に、裏話を聞いてみよう、というのが今回の主旨。
加えて、僕は彼女のキャリアヒストリー(マーケティング会社→スポーツ用品会社→独立して研修・採用支援会社を支える)が面白いと思っていて、女子大卒ながらも、色々な縁に恵まれて今に至った流れや、社会に出て最初に学んだことなどを伝えてもらいたいと思っていた。日本を代表する某企業などからヘッドハンティングされるキャリアの作り方は面白いと思うんだな。(それを蹴ってしまう彼女もスゴイ)

企業のお偉いさん相手に丁々発止やっている彼女も、学生の前で偉そうにプレゼンするのはどうも…ということで、懇親会形式に。

塾のメンバーほぼ全員と、大野組からも2名+大野さん、更にキャリア開発課の職員Nさんも加わり総勢15名の会となった。

少人数毎に質問を受け付け回答していくスタイルで行った今回の懇親会。
みんなは訊きたいことを引き出せたのだろうか?

終了後に
「もっと明るい話してください」なんて言われちゃった、とKさんは言っていたが、ま、それだけ修羅場をくぐってきてる人だからね(苦笑)。
ある意味、男勝りに仕事に対して打ち込む姿勢からキミたちは何を学んだんだろうか。

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今日のひとこと
中堅以下のレイヤーは、その他枠で勝負!
相手が何を期待しているのか正しく読み取り(行間を読む)、
その期待を上回る回答・行動こそがコミュニケーション能力!
by Kさん
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就職塾 戸山組 後期第2回目

前回、大幅に時間を押してしまった第1回目。
今日はゲストを招いての懇親会も用意されているため、90分で終わらせなければならい。

しかし…やることは沢山。
更に、急遽4年生(東京海上日動の内定者)のゲストを迎えてとなり、僕の頭の中では今後の組み立てを考えながらの2回目。

やったことは
1.先輩Sさんの紹介+本人の自己紹介
2.東京海上日動の内定者が行う就活セミナー紹介 by Sさん
3.声出し
4.宿題の一つ、写真を用いた自己表現プレゼンテーション(前回終わっていない人)
5.行動力強化+自信をつけるワーク 第3回目の課題

ゲストで来てくれたSさんにムチャ振りし、色々と手伝ってもらい、コメントを頂きながら進めた。

写真を用いたプレゼンは、やはり文字よりも個性がでる。
意図を汲み取ってやってくれた学生のプレゼンは、僕にとってみんなのキャリアを考えるとても大きなヒントになるものだったし、みんなからのフィードバックシートにどんな言葉が書かれていたかは貴重なヒントになるだろう。

意外だったのは、積極的ではないけど海外志向がある人が多いんだなぁ…ということ。
それぞれの表現の仕方が面白かった。
(ここで紹介できないのは非常に残念!)

想定しているスケジュールより押してるし(汗)、今年は企業の動きも早い。
氷河期再来で学生も浮き足立っているしね。

メールで事前課題を出しながら、スケジュールのキャッチアップを図らなきゃ。

後期2回目の所感
人前で話すことに対しては、少しずつ堂々としてきているけど、
話しが冗長になりがち。
ここは早急に何とかしなければ。
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今日のひとこと
闇雲に動いてもダメ。今の時期に何をすべきか知ろう。
他大の学生に負けないようになろう。
企業が行う就活セミナーも活用しよう。
by Sさん
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2010年10月01日

今日は10月1日

言うまでも無いですが、今日は10月1日。

KC3H0150.jpg

各就活ナビサイト、グランドオープンの日だ。
そして、来年の今日は内定式だよ!

これから半年〜1年をどう過ごすか、キミたち次第。

…ということで、早速各就活ナビサイトを開き、興味ある会社にはどんどんプレエントリーしていこう。

本当のエントリーはまだ先。
とりあえず、興味ある企業の情報をロスしない、ということが大事。
だから片っ端から登録するくらいの勢いでいい。

そしてある程度増えたら、一旦整理。

今日はPCにかじりつき、明日・明後日はイベント会場へ行こう。

グランドオープン、そして週末のイベントに出ると、キミたちは絶対浮き足立つ。

「周りが進んでいるように見える。」
「あれもこれもやらなければならないのに、自分は何もやっていない。」
「自己PRまだ作ってないよ。ガクチカもまだだよ。」
「業界研究も企業研究もヤバイ」
「今のペースでホントに大丈夫なのか?」

恐らく、まだ何の自信も持てていないキミたちは不安に苛まれるだろう。

前期〜夏休みの間に、本を読み、新聞を読み、辞書を引き、写経をし、人と会い…
僕のメッセージを素直に受けとめ、行動に移し、出した課題もやっていれば、他の上っ面だけ知ったかぶっている就活生の何倍も、基本の部分が血肉になっている。
半年後、問われるのはその血肉のところ。
必ず結果が出るように僕はキミたちを導くよ。

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今日のひとこと
就活のスタートが遂に来た。
来年の今日は笑って内定式に出席しよう!

そのためには、今までの蓄積、そして今後の行動だ!
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就職塾 戸山組 後期第1回目

昨日(9/29)の5〜6限に、後期の一発目を行った。

残念な報告がまず一つ。
一人が体調を崩し、塾の継続について悩んでいた。
夏休み中に一度連絡をもらい、先日、直接会って話をした。
詳細には触れないが、少なくとも10月一杯は休んだ方が良いだろうと判断し、あとは医師との相談で決めようということにした。

肉体的にも精神的にも、そして経済的にも健康でないと就活を乗り切るのは困難だ。
経済面については、親に甘えられるヤツはいいが、自力で学費や生活費を稼いでいるヤツは就活が本格化する前に、ある程度の蓄えを用意しておこう。

さて、前置きが長くなったが後期第1回目。
まず、どれだけ参加者が減るかが見物だったが、見事に半減(苦笑)。
夏休み中に、数名からは退塾の連絡をもらっていたし、課題提出などのコンタクトがあった人、そうでない人で大体誰が残るかは想像ついていたが。

ま、僕は明言しているとおり「来る者拒まず、去る者追わず」のスタンスなので、少々寂しいところが無いわけではないが、まあこんなもんでしょう。前期の人数は想定よりも多かったので。
→活動が本格化してくると、個別対応にならざるを得ない。一人で面倒見ることは難しい。

大学のトライアル企画の一環としてやっており、今年は無料。
(僕もほとんどボランティア状態…トホホもうやだ〜(悲しい顔)
身銭切ってないから、そりゃ身の入れ方も退塾も安易になるわな。
面白おかしい内容でもないしね。

さて、病欠2名を除き8名参加した昨日の内容は
1.声だし
2.雑誌や新聞記事で役立ちそうな記事のコピーや就活イベントのチラシ配布と解説
3.行動力強化+自信をつけるワーク 第2回目の課題
4.学生のサマーインターンシップ報告
5.宿題の一つ、写真を用いた自己表現プレゼンテーション

これをやってあっという間に20時。
ホントは19:30には終わらす予定だったのに…
それも5のプレゼンは全員やっていないがく〜(落胆した顔)

次回はゲストを招いての懇親会もあるので、どうやって90分で収めるかが課題だ。

後期1回目をやっての所感。
大分、塾生の中でも差がついてきている。
腰が重い…というか、僕が出した課題も多分やってないんだろーなーって人もいる。
妙に表面的な情報に浮ついて、腹が据わっていない甘い学生にどう発破をかけていくかパンチ

塾内でも話したが、就活は本人次第だ。
どんな本を選ぼうが、どんな人に意見聞こうが、本質を見抜き、自分のアタマで考え、行動しなきゃ何の結果も生み出せない。結局何を(誰を)信じて素直に行動するか、だ。
自分で取捨選択し、自分の責任で、自分で判断し決断する。

出遅れている学生は、早くここに気づいて欲しいな。

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今日のひとこと
どんな本を選ぼうが、どんな人に意見聞こうが、本質を見抜き、
自分のアタマで考え、行動しなきゃ何の結果も生み出せない。
結局何を(誰を)信じて素直に行動するか、だ。
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いきなりホームラン!?

後期が始まって早速、塾のメンバーのM君が嬉しい報告をしてくれた。

参加して良かったインターンシップランキングなどで、常にトップ1〜2に位置し、インターンシップが採用選考も兼ねることで有名なワークスアプリケーションズに、僕の塾のメンバーから3名が応募をしていた。
(ワークスアプリケーションズのインターンシップ(特別選考トライアウト)のサイトは
http://career.worksap.co.jp/newgraduate/sp/index.html

いわゆる難関大(特に理系)がひしめくここのインターンシップの選考自体に勝ち残り、インターンに参加できただけでもスゴイと思っていた。ここのインターンシップを経験できるだけでも良い刺激だと。
(なにせ、M大学は元女子大だけあり、全体として就活に対してのんびりした雰囲気だし、旅行やブライダル業界以外のベンチャーとか外資に興味を持つ人が皆無な学校だからね)

僕が上記のジョブウェブなどの記事を紹介し、煽った?ところ何名かはそういう世界があることを新鮮に感じたようで、興味をもってそして行動してくれた。

そうしたら何と、入社パス(3年間の方)をゲットしてきたというではないか!!
内々定第1号だ。


もちろん、繰り返し言っているとおり、内定を獲るのが目的じゃないが、一つ大きな自信にはなったはずだ
ワークスアプリケーションズのインターンシップはハードなことでも有名。そこを乗り切り、一回り成長してきたことや、視野を広げてきたことに僕は嬉しく思う。

M君は、パスを与えてもいい人材と認められたからには、囲い込みもあるかもしれんが、これから半年かけてじっくり自分に合うと思う企業を探していって欲しい。
そして、他のみんなも後に続いて欲しい。

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今日のひとこと
インターンで一皮むけた報告は嬉しいものだ。
さらに結果が伴えばなおさら。
考えて、考えて、考え抜いて、行動すれば、必ず何かが変わる
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夏休みの宿題 その2

先の続き。

2つ目の宿題は、ずばり“読書”

提示した内容は以下の通り。

こちらについては学生に提示したのをそのまま転載しよう。

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就職塾HPの推薦図書内各項目から各1冊ずつ が理想
【目的】
@自分なりの「働くとは」を考える
A自分なりの「カッコイイ働く姿」「今後のありたい姿」をイメージする
B活字に慣れる
C想像力を養う
D教養・ビジネスセンスの下地作り

『基礎学力養成』『ロジカルシンキング』については、各自で必要と思われる書籍を選び、夏休み期間中に取り組むように。必須です!
基礎学力が無ければ、いくらキミたちが良い人材だとしても、会ってくれる機会を得られません!

基礎学力はともかく、ロジカルシンキングについてどの本を選ぶか悩んだら、下記のどちらかをやってみよう。
「はじめてのロジカルシンキング」 渡辺パコ
「考えるシート」 山田ズーニー

基礎学力とロジカルシンキングは、読んだだけではダメ。
必ず課題を解く。やってみる。やってわからなければ、立ち戻る。
それでもわからなければ、わかる人に質問する。
→ 塾内メンバーで協力し合うこと

<課題図書>
□「さあ、才能に目覚めよう」
→ 1600円の本ですが、必ず新品を購入してください
→ ストレングスファインダーを必ずやる
※ この書籍についてはレポート不要
□「絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方」
→ ワークは夏休み期間中に1度は終える
※ この書籍についてはレポート不要
□就職塾HPの『「働く」を考える』 から1冊
□「就活って何だ」または「就職活動のオキテ」
□「ビジョナリーカンパニー」または「日本で一番大切にしたい会社」シリーズから最低1冊
※ この書籍については“読んで実践したこと”は不要
□就職塾HPの『現場の仕事を知る』から1冊
※ この書籍については“読んで実践したこと”は不要
□就職塾HPの『各企業の社長が書いた本』 から1冊
※ この書籍については“読んで実践したこと”は不要
□企業小説 (就職塾HPに掲載しているものに限らない)
※ この書籍については“読んで実践したこと”は不要

<夏休み期間中に制限しないけど必読書として>
本来、夏休みだからこそ、長編や少々ハードルの高い書籍にチャレンジしてもらいたい。個人的な想いとしては、『つべこべ言わずに読むべし』に挙げたような、就活とは直接関係ないが人生を豊かにする土壌になる書こそ、夏休みに読んで欲しい。

□就職塾HPの『つべこべ言わずに読むべし』 から1冊(上下巻の場合は上下、連作の場合は1シリーズ。但し、「ローマ人の物語」は単行本で全15巻、文庫だと全37巻あるので、自分が興味を持つある程度のかたまりでOK)
□「もしドラ」 (ドラッカー本人の著作から選択してももちろん可)

レポート 各1冊につき以下2つ
レポートの作成はMS-Wordにて
※Windows7、Vista OSのPCを使用している方は2003以前のバージョンで保存
要約 A4 1枚 
学んだこと (+読んで実践したこと) +その感想  A4 2枚   計3枚
締め切りは設定しません→随時メールで送付してください
=======================================================

途中で若干方向転換し、「もしドラ」についてはダイヤモンド社主催の感想文コンクールに応募を必須とした。

読書についても、読んだ人、そうでない人、差がつき始めているね。

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2010年09月30日

夏休みの宿題 その1

今更ながらの掲載だが、後期の活動報告の前に、僕が某中堅文系私大M大学で総合職を志望する、有志の学生を集めて行っている就職塾で出した夏休みの宿題は大きく2つなので、それぞれを紹介しておこう。


1.社会人数珠繋ぎインタビュー
【課題の目的】
@インタビュー対象者(オトナ側:世代差のある社会人)の「職業観」「仕事観」「働くとは」「組織とは」などを知る
A自分の好奇心を育てる(相手に興味・関心を持ち、こちらから質問を行うことで相手から引き出す)
Bオトナに“質問する”“ものを頼む”“お願いする”ことに慣れる
Cオトナとの会話に慣れる
D基本的なマナー・作法を覚え、実践してみる

【課題の内容】
□(基本的に)会社勤めをしている社会人30人にインタビューをしてみよう。
□夏休み中の目標は15名
□出来る限り、インタビューした方に次の方を紹介してもらう

<ルール>
□必ず名刺を頂くこと → 会ったことの証拠
□会う前に必ず質問(最低20)は用意すること
→ 目安として 誰にでも使える質問10+その人にこそ訊きたいこと10
□会う前に必ず戸山にインタビューの質問項目のチェックを受けること
□インタビュー終了後は、翌日までに対象者にお礼のメールもしくはお礼状(手紙:葉書可)を送ること
□インタビュー終了後は、所定のフォーマットを埋め、随時戸山にメールで提出
□基本的なビジネスマナーを守ること

というもの。

学生に配布した案内には、質問例などもう少し突っ込んだ内容を記したけど、ここではそこまで必要ないでしょう。


夏休みが終わり、今までの学生の反応を見ていると僕の期待を上回る形でインタビューを進めている学生もいれば、どうも腰が重く、捗っていない学生もいる。
僕の期待を上回ったのが、学生同士で、インタビューを快く受けてくれる社会人を紹介し合っていること。
僕のこの出題意図を察してくれた社会人の方々で、面倒見のよい方々は、僕の期待を大きく上回る話を学生たちにしてくれている模様。

インタビューを通じて、学生たちも、僕がなぜこんな宿題を出したのか少しずつ見えてきたようだ。

夏休みで一皮むけた後期が楽しみだ。

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2010年09月26日

夏休みイベント てっぺんの朝礼に参加してきた!

DSCF0139.jpg
正確には、昨日からM大学の後期はスタートしているが(苦笑)、
M大学就職塾 戸山組の夏休み特別イベント、
「居酒屋 てっぺんの朝礼」に有志のメンバーと共に参加してきた!
その時の様子を伝えよう。

てっぺんに行くのは1年半ぶり。
その時のレポートは↓
てっぺんの朝礼
てっぺんの接客 その1
てっぺんの接客 その2
てっぺんの職場力

前回は、組織活性化/職場力向上を行っているコンサルタント側の観点から、
「噂によく聞くてっぺんという店と経営者や管理職が見学に訪れる朝礼って??」という好奇心からだったが、今回の目的は学生のため。

夏休みに入る前に、学生には本イベントの目的を以下のように伝えた。
@自分がどんな人になりたいか、自分の夢が何かを考える
A夢に向かって熱くなっている人たちの環境に身を置いてみる
B自分の殻をちょっと破る体験をする

そして今回はさらに特別ゲストを招いた。
僕の同志でもあり、社外人事部長として中小・ベンチャー企業のコンサルティングを手掛ける長谷川満さん(以下、普段の呼び名でもあるハッセーで(笑))。
彼はてっぺんの応援団長的な存在でもあり、彼の薦めもあって、
今回は新宿の「絶好調 てっぺん」に総勢8名で朝礼から参加。

“てっぺん”と就活、一体何の関係があるの?と思うかもしれない。
そりゃ“てっぺん”に行ったからって就活にそのまま役に立つ訳じゃない。
僕は学生に常々繰り返し伝えているとおり、就活がゴールじゃないという考えの持ち主。
単純にどこでもいいから内定獲れればいいや、ってんだったら僕とは相容れない。

就活を通じて色々考えて欲しいし、就活の前に考えて欲しいこと、触れて欲しいことも沢山ある。
そして、就活は通過点。その後が何倍も大事だ。
だから色々な世界を見せたい。

今回の僕がこのイベントを企画した意図は、
1.僕の愛する学生たちに、こういう世界もあることを見せておきたい
2.夢や目的を持つ、夢や目的・目標を言語化する、そして口に出す、宣言する、ことを体験してもらいたい
3.採用側の視点に触れてもらいたい

夏休みの宿題は別掲するが、社会人数珠繋ぎインタビューと読書の宿題を出した。
社会人インタビューの一人にハッセーを加えていい、と学生たちには伝えた。
今回のハッセーは、実に貴重なことを語ってくれた。果たして、どれだけ学生の心に響いているか…

ハッセーが今回参加の学生だけに伝えた
“志望する企業の社長を丸裸にする質問(=その会社が真っ当かどうかを見極める質問)”
を聞けたキミたちは本当にラッキーだ。

世の中、沢山の会社があるが、ハッセーの考える良い会社、良い企業風土を持った会社を見抜くには確かにピッタリの質問だ。
入って後悔しない会社を選ぶためにも、今日のハッセーの話は、ぜひもう一度キミたちの中で整理しておいて欲しい。

最後に、
参加した学生たちへ
今日は楽しい時間をありがとうわーい(嬉しい顔)
今日の宣言を忘れないようにパンチ

あと…意外な事実が発覚
就活も大事だけど、恋愛も頑張ろうグッド(上向き矢印)

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今日のひとこと
夢を持つ、夢を言葉にする、夢を口に出す、
エネルギーの高い仲間と場を共にする
ポジティブストロークを行う
そして行動する
今日、てっぺんで学んだことだね
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2010年07月16日

2010年7月7日 第8回(6限)

6限は、前回模試を受けなかった有志向け塾内SPI模試の2回目。

今回は7名参加。

今日参加したメンツが全員元々文系だったからかもしれないが、言語系はともかく、非言語系が弱いのが露呈。
難易度としてはさほど高くない模試をやってもらった結果、言語系はほぼみんなが7割程度の正答率を得たが、非言語系は差が出た。

バランス良くできてたSさんは今のペースでガンバレ!
SくんやKくん、文学部女子たちは算数・数学の復習を!
言語系はそこそこだったので、そこは固めていこう。

終了後、チョー悔しがっていた別のSくん、その悔しさを忘れるな!

僕が口酸っぱく、SPIなど試験対策をガンバレ!と繰り返し伝えるのは、筆記試験を通らないと、いくらキミたちが良い人材の可能性を持っていたとしても会ってもらえる(=面接)ことすら無い。

面接に辿り着けなければ、自分のことを直接伝える機会すら与えてもらえないのだ。

基礎学力は基本に立ち戻って積み上げて学ぶしかない。
夏休みを無駄にするなよ。

2010年07月15日

2010年7月7日 第8回(5限)

先週、Blogの更新よりも他の研修準備などに追われており、2回まとめてのUP。


17名参加。

今日は5限〜6限の2部構成

さらに、前半の5限はお題に対するディスカッションを3部構成で。
5限 第1部
恒例、最近1週間のニュースから題材にしたディスカッション。
冒頭1分間でニュースの要約。
その後、自分はその報道に対してどんな立場を取るかについて理由を述べる。

Bさん:角界に起こった一連の野球賭博事件
1分間の要約までは良かったが、その後のコメントは単なる感想になってしまったのが残念。
なぜここまで騒がれたのか、角界の位置づけ、野球賭博がなぜ×で公営ギャンブルが○なのか、などの観点があると良かった。

Kさん:DoCoMoのSIMロック解除
やっぱりケータイの動向は気になるよね(笑)。
SIMロック解除の方向性を打ち出したDoCoMoについて、賛同のスタンス。
MNPで他社に移るのは容易になったとはいえ、一々機種を変えるのはエコ的にもいかがなものかと。
塾生に賛否を問うたら全員が賛成。
ちょうど当日だったか前日だったか確か日経産業新聞でSIMロック解除のユーザー側のメリデメ一覧が出てたのを見た記憶があったので、それを引き合いに問いかけた。
端末価格が更に高くなってもいいの?みたいに。
あと、DoCoMoがSIMロック解除を先行したとしても果たして他社が追随するか?
ここについては、他社のスタンスまでは把握できていなかったみたいで、グタグタに。auは方式が異なり、SBは孫さんが真っ向から反対している。
孫さんの反対理由は…
のような形で議論を展開。

5限 第2部
第2部は適切な知識をもっているか?背景を理解しているか、の一つの例として、株式会社について。
キミたちがこれから入ろうとしている株式会社ってどんな成り立ちなのか?
Hさん、Bさん、Kくんが歴史的な背景を語ってくれる。

ではなぜ、株式会社の形態がこれだけ普及したのか?
資本と経営の分離の流れがあり、また株主の有限責任の話にも触れる。

5限の第3部前半は、どんな人間関係の会社を望むか、風土、文化についての
自由討議。
ここを見誤ると、どれだけ不幸な結果になるか。それを沢山見てきている僕は、会社選びの重要視すべきポイントの筆頭と言ってもいいくらいに風土・文化、そしてそれを形成する人があると思っているので、それを皆に問う。

例えば、ドライ/ウェットの軸。
それぞれをどう定義するかというのはもちろんある。
みんなにイメージを自由に語ってもらい、その上で意見を訊くと、
どちらかというとウェットな企業を望む声が多数。
Uさんだけが「私に構わないで」というスタンスだったのが面白かった。

5限 第3部後半は、何を評価されたいか。
例えば、結果派か、プロセス派か。
ゆるやかな年功序列か、成果主義か。
のような自由討議。

それぞれをみんなに訊くと、約半々に別れる。
ここでは各自が望む職種の影響などが議論に現れる。例えばHくんのように営業希望であれば、結果(数字)で評価されたいとか、
Sさんのように、長期で評価されたいのでゆるやかな年功を望むとか。

今日は自由討議を主体としたものを中心として終了。

第8回を終えての感想。
自分の意見を持っているようなトーンで発言をするところまではいいが、常々言っている、その根拠は?とツッコむとそこからが弱い。思いつきだったり、イメージで話していたり、単なる感想だったり。
自分なりの意見を持つようになったのは進歩だが、まだまだ道のりは遠い…かな。

2010年07月05日

2010年6月30日 第7回

一人退塾、一人実質的に来ていないので登録は現在22名に。
今回の出席は17名

最近1週間のニュースから

中国と台湾での経済協定締結
実質的なアジア初のFTA締結について。

参院選挙公示後のTVの報道について

など

インターンシップ選考の体験談発表
ワークスアプリケーションズ インターンシップ選考で
グループディスカッションを体験してきた2名の体験談


未来年表発表
有志の5名

株式会社とは一体何だ?
というテーマで議論をしたい旨伝え、
その前振り


7回目所感
それぞれの学生間の能力や意識の差があり、どこに水準を置くかが課題。
高いレベルを望んでいたとしても、そのレベルの議論ができるか、というとそれはまだまだだろう。






2010年06月25日

2010年6月23日 第6回 6限

メンバーから、「インターンシップの応募先企業の一次選考をパスし、二次選考でグループディスカッション(以下GD)があるので、その対策をやってもらえないか」とのリクエストがあったので、6限の時間参加できる有志でのGD対策講座を急遽行うことに。

9名参加希望者が残ったので、模擬GDを行う。

まずは、入室からGDを、特にこちら側から何も言わずさせてみる。

今回のGDで与えたお題は、GDでの超定番
「良い会社とはどんな会社か」
を25分間+発表5分間で。

入室のマナー的なところは、概ねOK。
Kさんの動きはとても美しかった。

GDそのものに対しては、全員が初めての経験と言っていたにも関わらず、初めてとは思えないくらい議論の「形」はスムース。

司会を担った(今回の言い出しっぺでもある)Mくんが、多少やりづらそうな場面はあったり、強引な場面があったりしたにせよ、それなりにこなしていた。

普段、慣れ親しんでいるメンツでのGDだったからか、自己紹介せずにいきなり議論に入ってしまったことは、まあ目をつむろう(笑)。

気になったのは、同じくインターンシップの選考に残り、まさにGD直前のUさん。すごく緊張していて、発言もGD冒頭の一言のみ。
その一言が良かっただけに、その後も頑張って欲しかった。

慣れたメンツだからか途中で姿勢や態度が崩れた人が2名。

書記役を買って出たHくんは、終始冷静に場を観察。
タイムキーピングもこなし、ツッコミも良かった。

全員、初めてやってみて面白く感じたのか、またやりたいとの意見が出たので、次回以降はぜひビデオ収録することも含めてやってみたい。
→ま、自己分析のワークとか、SPI対策の勉強よりかは面白いわな(笑)。

M大の学生の多くは、良くも悪くも「いい人」でそつなくこなす。
場を掻き乱す人にたまには乱入して貰うのもアリだよな。

他流試合もぜひ積極的に取り込んでいきたいが…
対戦相手の大学生、積極的に募集します!!

2010年6月23日 第6回

19名参加。

MLで、無断欠席について「社会人になろうとする第一歩として
このような活動に参加しているのに、事前連絡が無いのはどういうことか?」的なことを投げかけた途端、無断欠席はゼロ(苦笑)。


さて、昨日行ったことは

前半:
予告無しの突然の指名方式で、最近1週間のニュースから各自が興味・関心を持ったものを発表させる。

もちろん、単純に発表するだけじゃなく、そのニュースの概要を
1分間でまとめてもらい、その起こった事件などに対する自分の
スタンスを明確にしてもらい、その理由も出してもらう。
それに対して、僕からツッコミとアドバイス。

では、どんなニュースが選ばれたか?

W杯 日本×オランダ戦
→ 最初はIさん。いきなりのフリ。
自分のスタンスが出せないネタだったので、ここはあえて発表のみでスルー。

口蹄疫
ちょっと前の話題だが、口蹄疫のニュースについて。
このニュースのどこに食いついたかというところで口蹄疫の「蹄」の漢字について、調べて初めてこの漢字を知ったとのこと。
Kさんが人前での発表慣れしていないこともあり、特に深掘りせず。

W杯 フランスチーム内紛
これはフットサルをやっているS君に僕からリクエストしたテーマ。
FFF(フランスサッカー連盟)の対応に対して是か非かを問うた。
概要説明のところで話がW杯予選の話にまで及んでしまって、脱線しかかったので、軌道修正。(ま、確かにこの内紛は、今回のW杯に始まった話ではないので、ホントはSくんの説明があった方が丁寧なのだ)
S君の立場は、非。その理由も明確だった。
S君が非としたからというわけではないが、僕がそれに対して是のスタンスで理由を説明。
前提が完全に合った状態での是非論ではなかったので、これについてはここまで。
→S君のスタンスは、あくまでサッカー経験者として。
それに対し、僕が是の立場を取った理由には、組織論としてのあるべき論を張った。


W杯 北朝鮮チームについて
Hくんがポルトガルにボロ負けした北朝鮮チームの今後について発表。
事実・感想・意見・推測がごっちゃになった発表のため、聞きづらい。その旨を指摘。

マツダ工場内での連続殺傷事件
Kさんの、概要を簡潔にまとめたところは上手かった。その後のスタンスの取り方が、朝のニュースの受け売りになってしまっていたところが惜しい。
連続殺傷事件は過去の歴史を振り返れば多数発生している。
法治国家である以上、殺傷自体に肯定の立場を取ることはないだろうが、犯人側の動機に対して、どのような立場を取るのか、聞いてみたかった。

消費税論争
菅直人首相の消費税10%発言についてHさんは「今は増税に反対」とのこと。概要の説明は拙かったので、今までの菅首相の発言の流れを僕がフォロー。
Hさんなりの反対理由はそれなりに明確。
なので、僕が教室内で、増税に賛成と反対の人を挙手させ、賛成派・反対派側にそれぞれ理由を訊く。
まずは反対派Bさん 景気低迷時に増税を行えばさらに金の巡りが悪くなり、景気対策には逆効果との理由
限定的賛成派Sさん タイミングの問題はあるが、国債が膨らんでいる現状ではやむなし
賛成派Kさん 世界各国との比較を出し、日本の消費税率がいかに低いかという論陣。そこまではよかったが、増税しても消費が落ち込まないというところにロジックの飛躍。


中盤: 新聞記事や雑誌記事から企業選びの考え方の提示
まずは日経産業新聞6月23日付 「新入社員入社2ヶ月半座談会」記事を提示しながら、世のオトナ達がキミたち世代をどう見ているか、という話。
特に弱み・問題点については、僕も同感だし、塾のメンバーにも同様の感想を持っていることを伝える。

そして
http://www.mynewsjapan.com/
を主宰する渡辺氏の企業ミシュランを参考に、こういう見方もあるという例示。
その他、ガイダンスでも用いた様々な企業ランキングを例示しながら、どのような観点で企業を探していくのがよいのか考えろ、という示唆。

後は、先週お題として出した「W杯 日本チームが勝つとどこが儲かるか?」というネタに、ちょうど日経MJが「W杯商戦」の記事を載せていたので、それを配布。

また人民元切り上げやその他中国関連で日経産業新聞が特集記事を組んでいたので、僕なりの中国企業観を一言だけ伝える。
為替の変動と、その国の企業が勢いづくのは、過去の歴史を見れば明らか。
中国企業や中国人の日本買いについてはWBSでも特集されていた。
これは、80年代の日本を彷彿させる、ということ。
また、カンブリア宮殿でも、あと数年後には六本木ヒルズの1/3は中国企業になるだろうという中国企業社長の言葉も紹介。
チャレンジャーは、今から10年間は中国企業に勤めるのも面白いかも。

終盤: 未来年表作成と将来の自分から今の自分への手紙作成
→ 時間が足りないので、終わらなかった分は宿題

配付資料:
週刊東洋経済 2009年12月19日号 30歳はここで働け!「企業ミシュラン」格付け特集から抜粋
日経産業新聞 2010年6月23日 「新入社員入社2ヶ月半座談会」記事
日経産業新聞 2010年6月22日 「中国リスク 新たな段階」記事
日経MJ 2010年6月23日 「W杯商戦 好機に速攻」記事

第6回を終えての感想
緊張感を高める工夫の一つとして、突然の指名での、人前での発表をさせてみた。
結果は想像通り。簡潔に自分の考えを人に伝えるのは難しい。
まずは、その難しさを実感し、アタマを整理することを意識してもらいたい。
また、自分の意見を持つ難しさも同様。
当面は、ニュースを読む習慣をつけさせる意味でも、継続して行っていこうと思う。