先週後半から今日にかけて、
木〜金: 日本でトップクラスの理系大学にて合宿型研修
土そして今日(月): 中堅理系大学にてキャリアカウンセリング
という理系ウィーク。
理系の学生と接するのは僕にとって非常に面白い。
僕自身が、完全な文系人間であるから、彼ら/彼女らの発想はとても新鮮。
また、私立文系学生を応援する立場からすると、彼ら/彼女らの良いところをどう文系学生に伝え、活かしてもらうかをつい観察し、考えてしまう。
合宿型研修は、その大学の郊外にあるキャンパスの研修施設にて。
今回、初の導入ということで、実験的にとある学科に絞っての開講。
本来は学部生対象のプログラムに、TA(ティーチングアドバイザー)として入るはずだった大学院生を僕は担当。
初の試みなので、TAではなく、実際に受講生として受けてみようということだ。
さすがに日本のトップクラスの学生が集まっているだけあって、思考も行動も早い。
そして驚いたのが、コミュニケーション能力の高さ。
研修のねらいは、自己理解・他者理解、そしてチームビルディングなどだったのだが、当然そこにはコミュニケーション能力も含まれる。
今まで、僕が理系専門大学などで典型的な理系学生を相手にしてきた経験では、自分の考えていることをわかりやすい言葉で言語化したり、相手のことを慮って喋れる学生は、文系に比べ半数程度だという印象だった。
しかし、ここは見事に院生27名全員のコミュニケーション能力は驚くくらい高かった。もちろん、口数が多い・少ないとか、表現の器用・不器用はあるけどね。
さて、文系学生に学んで欲しいことを列挙しよう。
理系学生と文系学生の大きな違いは、その研究の仕方。
理系学生のほとんどは、大学生活のほとんどを実験や研究に捧げる。
過去にやった理科の実験を思い出してくれるとイメージしやすいかと思うけど、
1.仮説を自分なりに立てる
2.段取りをきちんと考える
3.前提を明確にする
4.証明を理路整然と誤解の無いように行うこれら能力が、繰り返し実験していく中で培われているんだよね。
求められる思考能力が異なるから、文系の学生は、鍛える場面が
多くはないかと思うけど、
まずは、日頃から意識すること
できれば、理系の学生と議論を行うことなどで、社会に出る前+就活の筋トレに近いことは出来ると思う。
中・高時代の友人やサークル、バイト先の友人を捕まえて、ぜひ理系学生と会話する場面を増やそう。
*******************************************************
今日のひとこと
思考方法が大きく違う、理系の学生は良い刺激となる。
理系を始め、異なる分野を学んでいる学生との接点を増やし、
議論してみよう。
********************************************************