今朝(2010/10/18)の日経本紙朝刊、オピニオン欄に掲載された「インタビュー領空侵犯」富士フイルムホールディングス社長 古森重隆氏のインタビュータイトルだ。
見出しは、
「教育に競争は絶対に必要 みな仲良し 海外では通用せず」
今の日本の教育にある結果平等主義的なヘンな風潮に釘を刺している。
詳細は本誌を参照して欲しいが、僕も概ね同感。
いくつか抜粋すると
「競争によって人間はもまれないと、成長しないし、自立もできない。自分の生き方さえわからなくなります。競争は社会の原理なんです。(中略)いくら努力しても結果は同じですなんて教育はあり得ません。」
「ぬるま湯で育てたら気概のないヤワな若者が増えて、全体の知的レベルも下がります。互いにしのぎを削る環境を整えて、精神力の強い人間を育てなかったら、日本の将来はないと断言出来ます。」
「(前略)教育は知育だけではない。総合的なものです。人間としてあるべき姿を学校も家庭も子どもたちにきちんと教えるべきなのです。」
「人生における勝者、敗者は世俗的な地位では決まりません。自分なりに努力して自分なりの生き方を貫ける人が真の勝者です。」
「勉強したい人は大いにやればよい。学校の成績が悪くても、ひょうきんなら人気者になれる。歌や運動が好きだとか、得意なものがいろいろあるはずです。競争によって、自分の居場所が分かるんです。それぞれ個性にあった生き方をすることで、社会の均衡が保たれるわけです。」
「(前略)人間は赤裸々な存在です。他人との違いを知り、自分を知ることで、人生に対して折り合いをつけられるんです。それを避けるから、ちょっとしたことでくじけてしまう。」
「一歩海外に出たら、みんな仲良しなんて甘いことは通用しません。外国人はよく主張する。へらへら聞いていたら軽んじられるのが落ちです。確固とした立脚点を持って論理的に自分の意見を主張して初めて、向こうはこちらに一目置いて交渉になるんです。無競争、無菌状態で人間を育てたら、ろくなことにならないと知るべきです。」
キミたち自身にとっても強烈だろうが、今の教育に携わる者、キミたちの親世代にも強烈な言葉が並んでいるね。
どれも正論だと思う。
さらにこんな一言も付け加えている。
「結果の平等を求める風潮は、日本の深刻な病巣です。」
先のエントリーでも書いたけど、就活は同一学年が横一線で「せーの」で始める競争だよ。
社会、特にビジネスの世界では結果の平等なんて無い。
競争を楽しめるようになろう。
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今日のひとこと
競争を楽しめるようになろう。
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